FROM ARABAKI PROJECT
荒吐とは・・・
「荒吐族」は、こと東北において勢力を伸ばし、
平和と東北の尊厳を守る為に君臨した部族だといわれている。
その最も有名な人物が、「アテルイ」である。
アテルイは時の中央である大和朝廷の征夷大将軍・坂上田村麻呂と戦った勇士として歴史に名を刻んでいる。
大和朝廷は全国を制し、各地の部族の敗北だけがいままで伝えられてきた。
しかし、アテルイ没後1200年を迎えた今、新たな見解として、
「アテルイ=東北」は時の中央に勝利した、という説が浮かび上がってきている。
アテルイの戦いに隠された謎は今になっては闇の中ではあるが、
この東北の歴史を照らす一筋の光がARABAKI ROCK FEST.の源流となっている。
このアラバキという言葉には、
平和と自分達が生きた地を、心から愛した「荒吐族」の大きな想いが込められている。
歴史と文化そしてロックの融合の中から、郷土独自の文化や人間性を全国へ発信する為に
更なる未来へ向かって創造的な生き方を目指した『祭』をこの地東北に築く為に、
ARABAKI ROCK FEST.は生まれた。
「荒吐族」のロックなスタンスと、ロックから生まれる「ARABAKI」のエネルギーと共に。
ARABAKI ROCK FEST.12開催終了にあたって
ARABAKI ROCK FEST.12は
晴天に恵まれ、満開の桜のなか
素晴らしい音楽と
川崎町の皆様のご理解ご協力のもと
最高の2日間で閉幕いたしました。
参加頂きました全ての皆様に感謝いたします。
沢山の笑顔とモラル、思いやりを
ありがとうございます!
陸奥ステージ、2日間の大トリ企画に寄せて、アラバキラヂオに届いた
リクエストメッセージを見た際、
改めて、音楽が沢山の人達の気持ちを救っているのだということを再確認しました。
アラバキラヂオとの連動企画について
堂島くんやエフエムの井上さんと打ち合わせた際、
僕が、コンサートの仕事を始めるために仙台に来る前日、いまから22年前に実家で夜中に
ロビン・ウィリアムズ主演の
『グッドモーニング・ベトナム』という映画を観たという話をしました。
ベトナム戦争中、ロックと笑いで
兵士を癒したDJの物語を観ながら、これからはじめるコンサートの仕事で
沢山の人達を幸せにしたいと思ったということに
二人はとても共感して下さいました。
辛いときや苦しいときの為にこそ
音楽があるのだと思います。
そして、今年、アラバキに出演いただいた皆様をはじめ、
心あるアーティストの方々は、そのことを、本望と思ってくださっています。
アラバキが心の架け橋になれるよう、間違った選択をすることなく、
これからも、好きな音楽を信じて
邁進したいと思います。
また、来年、春にお会いしましょう!
2012年4月30日
ARABAKI PROJECT/GIP 菅 真良
PS
THE ARABAKI RADIO SHOWのフィナーレの為に
堂島くんが書いてくれた、『ラジオスターの悲劇』の日本詞、
とても素敵なので、近々改めてご紹介したいと思います!!
開催にあたって
明けましておめでとうございます。
去年の延期開催を含めて
皆さんに支えられながら12年続けてこれたことに感謝しています。
ARABAKI PROJECT一同は
念願の春開催に向けて、夏の終わりから徐々に準備を進めてきました。
毎年ロゴを作ってくれているデザイナーの板垣くんに
ARABAKI ROCK FEST.12のロゴマークのテーマを決める際、
音楽に勇気付けられた僕自身の2011年を振り返り、
「荒吐で皆さんが沢山元気になってもらえるような
皆さんにとって心強いスーパーヒーローみたいな存在になれたらいいな。」
ということを伝えたら、干支にちなんで、力強い昇り龍を描いてくれました。
個人的にもとても好きなマークなので、皆さんにも気に入って頂けたら嬉しいです。
出演者陣は、今年も自信を持ってお勧めできる大好きなラインナップばっかりです。
今から、僕自身開催がとても楽しみです。
また、今年も挑戦しようと思っている新しい企画が幾つかあります。
企画の中には特に皆さんの積極的な参加が重要になってくるものもありますので
ご協力宜しくお願い致します。
自分達も楽しみながら、観て欲しいライブ、聴いて欲しい音楽にこだわって、
東北への想いが詰まった、東北の為のフェスティバルを創っていきます。
PEACEな2日間にしましょう!!
2012年1月1日
ARABAKI PROJECT/GIP 菅 真良