ARABAKI ROCK FEST.12

Short Piece Vol.4 ライブ写真






Short Piece Vol.4 ライブレポート

冬もすっかり深まった11月30日、Short Piece vol.4が開催された。

今回登場したのは、APOGEEのフロントマンとしても知られる、永野亮。
近年は本格的なソロ活動も活発で、今年に入り仙台でも数多くのライブを行なっている。
序盤、APOGEEの名曲「夜間飛行」が披露され、
来場のファンも大きな歓声を送るなど、
全体的に温かい空気が場内を包み込んでいたのが印象的だった。
Micheal Jacksonの「Thriller」の弾き語りカバーが披露されたときに
自然と手拍子が起ったのは、本人も驚いていた様子。
タワーレコード渋谷店のリニューアル記念シングルとして発表された「Fa Fa Fa」などを聴くにつけ、
歌詞の語感がメロディーと直結して楽曲の魅力を引き立てているのが、
シンガーソングライター永野亮としての真骨頂だなあと感じた。
印象的な歌声も含めて、これは実にクセになる音楽。
12月にも仙台でライブを行うそうなので、是非体感してみて欲しい。

今回は二組だけの登場なので、
次はレギュラー出演のRyo Hamamoto。
自身も、以前APOGEEを見た時からのファンだということで、
今回の共演を本当に楽しみにしてた様子だった。
その為かは分からないが、いつもより若干MCは短めに
「Dark Clouds Rushing By」、「Feathers」など、数々の名曲が繰り出されていく。
「雪の坂道」では、Bob Dylanの映画を引き合いに出しながら
”帰る場所”についての考察が聞けたのが興味深かった。
冬に近づき、どんどんRyo Hamamotoの音楽が似合う季節になってきたなと思った。

そして、Ryo Hamamotoと永野亮、
二人のRyoによる共演がこの日実現した。
選曲には色々な案があったようだが、
Princeでギターソロ弾きまくる(笑)というアイディアを押しのけて選ばれたのは
Ryo Hamamotoの楽曲「Sally Lee」と、Niel Youngの「After The Gold Rush」。
声の質感が似ている二人ならでは、
ハーモニーが重なった瞬間、異常な美しさが会場を魅了した。
お互いにリスペクトしあう同士の二人。
この日だけと言わず、これからもっと沢山共演すればいいのに!
そんな満足感で一杯の中、今回のShort Pieceは終了した。

夏から続いてきたShort Pieceだが、
気がつけば次回は、年末もかなり押し迫った12月28日。
出演は、Ryo Hamamotoとの共演経験も深いKUDANZが登場するので、こちらもお楽しみに。
2012年のライブ納めは、是非Short Pieceで!

Short Piece Vol.5/Vol.6の詳細はこちら